azbil

GO to the azbil Global Site

まめ知識


電磁流量計の原理


電磁流量計は「ファラデーの電磁誘導の法則」を流量計に応用したものです。

イギリスのファラデーが1831年に発見した電磁誘導の法則は、「磁界の中を物体が動くと、その物体内に起電力が発生する」というものでした。
電磁流量計では励磁コイルによって測定流体に磁界をかけ一対の電極によって、発生した起電力を取り出しています。流体が磁界の中を流れることによって発生する微弱な起電力を検出します。発生する起電力は、流速すなわち流量に比例します。
起電力〔e〕は、磁束密度〔B〕と測定流体の〔v〕および、管内径〔d〕に比例し、次の様に表されます。



電磁誘導の法則 d :測定管内径(m)

B :磁束密度(T)

v :平均流速(m/s)

es:起電力(V)

※e=B・v・d この式は理論的に成立します。実験式ではありません。

電極

電磁流量計の内壁には、2つの測定電極(左写真、上下に見える点が電極です)が磁界に対して直角に取り付けられており、流体が磁界の中を流れることにより発生する微弱な起電力を検出します。流速すなわち流量に比例します。



ライニングの性質


ライニングの性質

電磁流量計において必要不可欠なのがライニングです。

ライニングとは金属の測定管を覆っている、フッ素樹脂のことです。身近な例では、調理器具のテフロン加工にも使われています。フッ素樹脂は、フッ素原子と炭素原子を結合させた合成樹脂(プラスチック)の総称。結合する原子によって性質は異なるため、フッ素樹脂は様々な種類に分かれています。アズビル京都では、主にPFA ライニングと、ETFEライニングといった2種類の樹脂を使用しています。



 

●PFAとETFEでは、ETFAの方がコストパフォーマンスに優れますが、+180℃以上の温度条件下の使用に耐えることができません。

●PFAは+260℃〜−200℃といった広範囲の温度条件下での使用に耐えることができます。

●ライニング樹脂は卓越した電気絶縁材でもあります。電磁流量計は検出器内で発生した起電力電極で検出するため、この起電力が逃げないためにもライング樹脂が必要になります。

●酸素指数が95%以上あり、不燃材としての特性が様々な分野への利用を広げます。

●非粘着性に優れ、ほとんどのものが付着せず、流動体の抵抗を小さくします。

●直射日光、風雨、排気ガスなどによる機能低下や劣化がなく、メンテナンスの低減によるコストダウンが図れます。



←生産品目に戻る

(C) Azbil Kyoko Co., Ltd. All rights reserved.